調理職 廣瀬 拓哉
調理以外の業務習得が
ステップアップへの近道
廣瀬 拓哉 Takuya Hirose
調理職
採用情報
調理職 廣瀬 拓哉
調理以外の業務習得が
ステップアップへの近道
廣瀬 拓哉 Takuya Hirose
調理職
勤務先の社員食堂は、11時から14時までのランチ営業です。主な業務としては、焼物や汁物、デザートなど、午前中にランチメニューの下準備。営業時には調理と片付けを並行しています。ランチ終了後は食器や調理器具の洗浄と片付け、調理場の清掃、得意先に提出するための作業報告書、必要に応じて翌日の調理の仕込みなどを行い、17時に退社します。
従業員は、パート従業員の方を含めて12名で担当します。他の営業店へのヘルプに行く機会もありますが、他店を見てきた中でも今の職場は人数が少ない分、チームワークの良さや雰囲気の良さは抜群です。お互いに意思疎通を取りながら仕事に取り組めていると感じますね。
社員食堂のメニューは、日替わりのAランチとBランチ、それに麺類を加えた3種類。基本的にはチーフが考案しますが、時にニッコクトラスト主導のイベントメニューや、得意先サイドからご提案いただくスペシャルメニューを提供することもあります。特に、年に2度提供するカツサンドは大人気で、1日に400食を売り上げたこともありました。お客様が飽きることなく、毎日足を運んでくださる食堂を目指しています。
営業中は調理に専念しているため、お客様と接する機会はほぼないのですが、ゴミ出しや通勤・退勤の時に顔を合わせた際、「今日もおいしかったよ」と言ってくださる言葉が何よりの活力。時に、退職されるお客様が最終出社日のお昼に来店されて、「今までありがとう。これからこの味が食べられなくなるのは寂しいね」と声を掛けていただいたこともありました。このように少し寂しい別れを経験することも、社員食堂ならではだと思います。
業務で心掛けていることは、「お客様を待たせずスムーズに食事を提供すること」と、「出来立てのおいしい食事を提供すること」。例えばチキンステーキなら、事前に8割ほど下焼きしておき、営業時に注文が入れば仕上げ焼きすることで、調理時間の短縮とアツアツの料理を同時に実現できます。それぞれの調理工程の作業時間をしっかりと頭にたたき込んでおくことも、作業効率を高めるうえで大切なことの一つです。
社員食堂では売れ残りやフードロスを少しでも減らせるよう、月単位の食数を読むことも重要です。長く勤務していれば、金曜日は利用者数が落ち込むことや、営業開始から1時間の利用状況でその日の食数は大方予測できます。ただ、最近は在宅勤務の方も増えていることから予測が難しく、時には月初と月末で50~60食分の変動が生じることもあります。フードロスの減少に付随した利用状況の調査は現状の課題だと思っています。
今後、ステップアップを図っていくためには、調理以外の業務も吸収していく必要があります。例えば、チーフともう一人の社員の方で分担している発注業務は、食数を予測し食材を発注します。その業務をチーフから引き継ぐためにはまず、「そのメニューにどれくらいの食材が必要なのか」という感覚を養うことが先決です。
また、パート従業員の方への作業説明や指導がしっかりとできるようになることも大事です。現状では、実際に作業をやってもらう中で気付きや改善策を伝え、できるようになるまで指導しています。私自身はコミュニケーションを取ることが好きなタイプなので、会話を大切にしながら、誰とでも分け隔てなく指導していきたいと思っています。今はどの部門もリソースが限られているため、効率的な作業はマスト。そうした現状を踏まえ、きめ細やかな指導によって業務を素早く吸収してもらうことで、現場の効率アップにつなげていければと考えています。